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2010年04月22日

ジオスの思い出と仕事の裏話




英会話のジオスが破産申請しましたね。負債総額75億円とか。ちょっとショックでしたが、「あぁ、やっぱり」とも思いました。

以前に、ここの教材開発部と仕事をしてたんです。教室で使う教材とは別に一般書店売りの英語学習本を出版していて、私はその制作に携わっていました。もともとジオスは徳島で始まった英語学校で、本部というのは今でも徳島に残っています。本部内にある教材開発部を訪ねて、徳島まで行ったこともあったっけ(遠かった)。

(写真はその時ジオスの人にご馳走してもらった徳島ラーメン。こてこて系)

で、ここからは仕事の裏話なんですが、長くなりそうなのでヒマでしたらお付き合い下さい(笑)

ジオスの英語本を3冊ほど出版したところで、「次は著書を出させて下さい!」って編集者にお願いしました。でもジオスは自社内での企画にこだわっていて著者をあまり立てたがらない体質なんです。ただ、制作した3冊の売れ行きが良かったので、企画を出して交渉した結果、「やってみましょう」という返事をもらうことができました。

その企画というのが「ビジネス英語」を取り上げた内容だったんです。企画が通ってからは目次をつくって、コンテンツを膨らませて、撮影と取材に取りかかりました。それまで制作してきた本より、何倍も気合いが入っていましたよ。

ところがある日、編集者から連絡あって「企画を一時保留にして欲しい」と。理由を聞いてもハッキリした返事がもらえず、しばらく企画が宙に浮いた状態に。そのままうやむやにする雰囲気が感じられたので、しつこく連絡し続けて、ようやく得られた回答が「新しい本の出版をすべて見送ることになった。本社の決定なのでどうすることもできない」でした。

これはさすがにショックで泣きました。崖から突き落された気分。企画が途中で折れるというのは出版業界によくある話なんだけど、初めての著書がそうなってしまうのはあまりにも悲しすぎます。

その数日後、日本に急きょ帰らなければならない用事ができてしまいました。プライベートなことで色々と大変だったんだけど、日本にいるからにはジオスに行って直接話を聞くしかないと思い、面会を申し込みました。編集者が大阪で会ってくれると言います。すぐに用意をしてその日のうちに大阪行きの夜行バスに飛び乗っていました(笑)

翌朝、編集者と会いましたが彼女も詳しい事情は聞かされてなくてショックを受けているようでした。「自分もいつまで教材開発部にいられるかわからない」と。今思えば、この時点で経営に色々な問題を抱えていたのでしょう。それで事業の見直しを始めたと考えられます。2008年10月のことです。

結論として、すでに撮影や取材でかかった経費をジオスが負担し、著者側は企画を他社に持ち込むことで清算するという条件で合意しました。無事に入金があって、そこでジオスとの取引は終わったのです。

その後、気を取り直してこの企画を買ってくれる出版社を探しました。英語学習本や実用書を出している出版社を何社かあたって企画を出したところ、なんと3社で企画が通ったんです。やっぱり、ジオスですでに通っていただけあって、それなりの企画力はあったんですね。

なんとも尊大なことに、こちらが出版社を選ぶ状況になりました。最終的に決めさせていただいたのが、何を隠そう中経出版です。ここは素晴らしい出版社ですよ。だって今まで著書を出したことがない我々の企画を信じてくれて、さらに「シリーズで出しましょう!」と言ってくれたんですから。

そんな経緯があって、昨年「写真で覚えるビジネス英語」シリーズを出版するに至ったわけです。ジオスで制作が中止になったのは辛かったけれど、結果としてそうなって良かったんですよね。本が出た時もそう思ったけど、破産のニュースを聞いた昨日も胸をなでおろしました。出版社が倒産した場合、著者への印税とかってどうなるんでしょう?まぁ、まず期待できないですよね。

でもジオスと仕事ができたことは感謝してます。やり方はかなり荒っぽかったけど(笑)本の制作に携わるきっかけができたし、その仕事のおかげで今があるわけだから。本業である英会話教室の経営が上手くいかなかったのは残念。でもこれも時代の流れのような気がします。

と、かなり長くなりましたが(これは自己記録かも)、本にまつわる思い出話をいつか書いておきたいなーと思ってて、ちょうどジオスのニュースが出たので、この機会にまとめてみました。本当はもっと付属する色々なストーリーがあるんだけどね。まぁドラマクイーンになるつもりはないから(笑)

ということで、おしまい。

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タグ:ジオス 徳島
posted by さとうみゆき at 15:28| Comment(6) | TrackBack(0) | アメリカで働く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

ジオスが徳島発祥とは知りませんでした!
私達は愛媛なので、ちょっとびっくりしました。

ほんと、徳島は味が濃いですよね;
Posted by グリーンリーフ at 2010年04月28日 09:51
グリーンリーフ様

ご再訪ありがとうございます。
そうですか、愛媛でしたか。

徳島で始まった小さな英会話教室が発展してジオスとイーオンに分かれたんです。
なので徳島には独自の英会話カルチャーというか、英会話を重視する風習があります。
英会話教室の生みの親って感じですね。
Posted by さとう at 2010年04月29日 09:44
みゆきさん、はじめまして。

『写真で覚えるビジネス英語』を本屋で立ち読みし(すみません)、丁寧な作りと自然な会話例にとても感心しました。

CDの説明に「ゆっくりのスピードです」と記載されていたのですが、どのくらいゆっくりなのでしょうか?ある程度自然なスピードであれば購入したいと思います。また、

・CDの臨場感(棒読み or 感情を込めている?)
・何人のネイティブで吹き込んでいるか
・アメリカ人のみの吹き込み?

なども教えていただけると助かります。
Posted by JOE at 2010年06月18日 10:39
JOE様

拙著にご興味を持っていただき、またお問い合わせいただき本当にありがとうございます。

CDのスピードは、ネイティブスピーカー同士の会話に比べるとゆっくりという意味で不自然な遅さはありません。ネイティブスピーカーでない人は、これくらいのスピードで話せれば十分ではないでしょうか。

声の主演をして下さったのは男性1人、女性1人で、お二人ともアメリカのご出身とうかがっています。
この分野でのご経験が豊富で、抑揚や感情も含めた自然な英語を吹き込んで下さいました。

ダイアローグの背景なども考慮しながら細かい部分までこだわって下さり、お二人にボイスを担当していただいて本当に良かったと思っています。

以上、もし十分にお答えできていなければまたご連絡下さい。メールでも結構です。
info[アットマーク]imtc-usa.com

余談になりますが、本と平行した内容のメールマガジンを発行しています。ご購入の有無に関わらず、よろしければご覧になってみて下さい。
http://www.mag2.com/m/0001029902.html
Posted by さとう at 2010年06月18日 12:41
早速詳しい情報を教えていただきありがとうございます。今度書店に行った際に購入したいと思います。
メルマガもご紹介いただきありがとうございます。
Posted by JOE at 2010年06月18日 16:48
JOE様

ありがとうございます。
またご質問があればいつでもご連絡下さい。
Posted by さとう at 2010年06月19日 12:31
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